office365

Office365を展開し始めて5年目になるけど、自動更新やライセンス・デバイス管理が非常に便利になって、いろんな意味で良いなぁと感じてて。コンプライアンス対策としても使わない手はないという。

 

今回の話題は2020年1月14日付バージョン2001のOffice365アップデート。

EXCELが非常に不安定になるバグが発生していて、一番影響が出た16日は外出にも関わらず30分おきに電話がかかってくる状態だった。

 

 

・印刷が出来ない

・そもそも起動できない

・カラーパレットに誤差が出る

・保存出来ない

 

自動アップデートがかかるという点では、WIndows同様バグも発生する可能性が非常に高いわけで、同日で3台以上発生した時点でアップデートを要因と察するのは難しくなかったと。Twitterやフォーラムではinsiderだという指摘をいくつか見たので、配信設定を見てみたら確かにinsiderとなっているグループも有ったけど、標準になっているグループも同じ不具合が発生していたので、どうなってるんだ??という謎は残った。

 

さて対処開始当初は、アンインストールした上でC:\に残しているODTから再展開したんだけど、台数も増えてきて手が回らなくなったので、結果的にロールバックで対処する事になった。

 

企業でプロキシをさしている環境だと、システムプロキシが通っている事が前提になるので、まずは管理者モードでコマンドプロンプトを起動した後、

 

netsh winhttp show poroxy でプロキシが通っている事を確認の上、通っていなければ

nesh winhttp import proxy source=ie でシステムプロキシを差し込んでロールバックに進む。

 

○1行目 C2Rのカレントへ移動

cd %programfiles%\Common Files\Microsoft Shared\ClickToRun

 

○2行目 C2Rを利用して、指定したバージョンをダウンロード・インストール

officec2rclient.exe /update user updatetoversion=16.0.12325.20280

 

バージョンはどこでも公開されているけど参考に。5年前までロールバックできたりするのかな・・なんて

https://whatpulse.org/app/microsoft-office-click-to-run

 

フォーラムでは、64bit版のインストールで解決するという意見があったけれど、各位既承の通り64bit版は動かないレガシーVBも多く、もう少し先の時代がいいかなと思ってるし、レガシーに対して不足の事態が発生して再インストールは行いたくないので、企業マンであれば32bitを強く推奨したいというところ。最悪対処した全台を再インストールという事になるし、64bitと32bitの入れ替えは割とすんなりゆかない。

 

ちなみに意地悪なのが、Office365ポータルからインストールしようとするうと、デフォルト64bit版になってるので、注意して32bit版にバージョン変更の上インストーラーをダウンロードする事が肝要、というのが補足。

 

とにかく、後々こういう面倒は増えてくると思うので、ローカルにODTのソースファイルをおいておけば、何が有っても10分で解決するなという知見を得た。調べてないけどC2RじゃなくてODTの要素でもロールバック出来るんじゃないだろうか・・。