仕事の話

 物流というものは部署によって全く違う顔をもつ業界で、何ていうかマァ...ハマった例えが無いけれど、組事務所と銀行のオフィスが一緒くたになってる様な雰囲気。意味不明だ。

 この業界に入った当初は余りの勢いに膝が震える想いで、特にキツイ大阪弁口調で「何やと?ワレ」とか言ってるのを見ると「エライとこ来たなぁ...」と。今でも自分の周りのスタッフは誰彼に対して普通にそういう口調を使うものの、聞いている僕は僕で慣れてしまったんで、「何か楽しい話になってるん?」とか普通に聞いてたり。慣れは怖い。これを普通に銀行だとか商社なんかでやったらまずオフィス全体が凍るだろうし、言った本人は「今のは何だね」とか上司に呼び出されるかもしれない。

 言ったもん勝ちなので上司も

 「もっと言うたれャ」

 そんな感じ。

 今の勤め先はどちらかというとそっちの雰囲気なオフィス。現場系のトコなんかはまぁこんな感じが多いんだろうな...新年会なんかで集まっても、本社のスタッフは普通に「事務職です」っていう格好がついているのに、どうしてかこっちがわ実務サイドのスタッフが集まると、どうしてもカタギに見えないというか...だからそういうとこでは余り一般の方々は目線をこちらに向けない。

 そろそろ異動が近づいている模様。行くなら静かなところがいいけれど、時間に追われつつも日々違った活気があって色んな出来事の有る仕事にここ何年も漬かっていると、フトそういう現場を離れた時にどうなってしまうか見当がつかない。純粋なデスクワークなんて今まで無かったし、現場を離れるのは寂しい気もする。