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ふとんむし旅行記:「じゃぁ、きっと、また」

「こんなになるんだったらもっとふとんsと喋っておけばよかった;;」


私がまだこの世界に来て間もない頃に知り合った大事な友達が、この世界から去る事を決めた。

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カニンググループクエストに混ぜてもらいたくて、土管の前でぼーっとしていた。


「ふとんむしさん、行く?」


声をかけてくれたのが彼女だった。

ワニに攻撃は当たらないし、クイズはよく判らないしで、まごついてると彼女はさくさくと進行させて、アドバイスをくれたりチケットをくれたり。余りにもこざっぱりとしていて男っぽい感じだったので、他のグループ員から「ネカマですか?^^;」なんて聞かれたりして。

まだ立ち入ったことのなかったありの巣へ私を引っ張っていってくれて、狩りに連れてきてくれたのかと思いきや、「グル狩りはすごいんだよ」という話に。「高レベの人と一緒に来ると、ずっと経験値はいりっぱなしですごいよ」なんて、まだ私にとっては遠い遠い先になりそうな話も。

「サブのサブのサブサブサブかな・・」というキャラに私は知り合ったので、友達登録をしたけれどなかなか会うこともなくって。それでもそのキャラでログインしてくる時は何がしか色々喋ってる中で、この世界のことや、お互いのこと、お互いのパートナーの事を少しずつ話してた。


この世界じゃなくても、きっと友達になっていただろうな、と思える素敵な人達が居る。

そういう素敵な人達がこの世界を去る時はいつも急で、静かだ。


誰にも気づかれない様にそっと駅に向かっていて、気がついたらもう搭乗デッキに手をかけている様な感じ。少しの時間だけれど、そうするに至った経緯や、少しの思い出話をして、「きっと戻ってこれないと思うから」みたいなセリフを残して行ってしまう。


「じゃぁ、きっと、また」


また なんて機会が無いなんて判ってても。ついこの言葉をつぶやいてしまう。




銀いのししを勢いよく走らせて、フリマを後にした。

振り返ると、彼女はずっと笑ってた。