maple:メイプルリハビリ


「誰にも会いにゆけなくなったw」


納豆さんが唐突に呟いた。


誰もが自由に閉じこもって狩りを出来るミニダンジョンの実装は、狩場での喧嘩を無くして、サクチケの費用対効果を上げ、骨の居るMAPが全部使われてしまっているのに歯噛みしてケンタウロスを狩りに行くなんていう事を無くし、栄光の200レベルプレイヤーを次々に誕生させる事になったけれど、オンラインゲームとしての楽しみの一部を大きく損失した様な気もするわけです。

どこに居るのかなーと探してみると「復活の記憶」。もう終わったかなーと思ってみると「悪夢の果てに」。誰からも干渉されないっていうのは貴重なプレイ時間を有効に使える事にもつながって行くけれど、「あの、一緒に狩らせてもらってもいいですか?;」っていう些細で勇気のある一言が出会いに繋がっていたあの頃を思い出してみたりして。