Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

金曜日雑

さて当社は今年で25周年を迎える事となり、月末に向けてその準備が割と遅滞してて。

 

何かやってるなぁと思いつつ、自分の取組みが割とボリューム残してるのでまぁ大丈夫だろうと思ったら「納期40日」と書かれた記念品タオルの見積書を見つけたりする。ジャガード織で化粧箱入れ内のしならまぁまぁの納期といったところだけれど、月末はもう2週間後だ。

 

どうするんだこれ・・と思いながら恐る恐る上司に聞いてみると、これはいかんどうにかしないと、といった旨の回答を受けたのだけれど、ここで自分が出陣する事になった。

 

仕様を決定するにあたって、皆が云う事が違う。

 

どうやらサンプルとなるタオルが有る様で、これがクセ者だった。着手したけれど、進めるごとに「こうじゃない」という意見が飛んでくる。社長は染め抜き(色地のタオルを白抜き)だというし、上司のとった見積もりはジャガードだし、発注を依頼してるところは新人でよく分かってないし、とりあえずそれを見せて下さいと云って翌日手元に来たサンプルを見ると、なんと捺染(横糸だけ染め)だった。

 

全部違う。

 

というか、そもそもタオルの仕上げなんて誰も分かってないので意見がまとまらないのは当たり前だった。

勿論自分も織物系はほとんど知識が無いので、一晩で随分勉強した。

仕上げの種類、産地、納期、価格帯、代表的なカラー、全部頭に叩きこんで短期決戦。調整先には「タオル関係やってた方ですか?」と言われながら、最終的に仕様の変更を社長に了承してもらって何とか滑りこませた。

 

製造ディテールが決まったら後はデータ支給だけなので、紙と同じ感じ。ただ織物はほんと時間のかかる事で、今回サンプル無しのぶっつけ製造。当日手にとった社長がどんな顔するか不安が残るけれどとりあえず終わった。あと、なんだかんだ言いながら「ん!あとは任せるわ!」と、当初の発注者である上司が発注期限の今日に悠然と外出したのは、慌てずに取り組める様に考えてのやさしさだとポジティブに理解した。

 

 

紙なら何でもかんでも出来る様になったから慌てないけれど、立体系はやっぱり色々不安が多い。しかもサンプルを自分で作れないという致命的な問題がある。もう少し勉強しないと面白くならないな。

 

 

ところで自分がよく言われる「こういうのは好きでないとなあ」と云うのは間違ってる。

自分は元はといえば事務作業がしたくないが為に物流業界に入ったのであって、集計やグリッド作業、管理系業務を含めてデスクワーク全般は正直やりたくない。

 

ただサラリーマンとしては命じられて今のポストにある以上、今回の様な案件を含めて交渉はしないといけないし、納期を遅らせる事で影響が広範囲に及ぶことは防がないといけないし、特に制作系のオーダーを進めるにあたっては短期決戦を狙って進めていて、そのためにはある程度の知識と技術が必要になる。1日でも早く案件から解放されたいと考える自分としては「渋々」勉強してきたのだけれど、結果的にそれが積み上がって「こういうのが好きな人」と思われてる。

 

その積み上げた知識は、それを使って攻めてゆくのではなく、コストダウンと時間短縮を含めた防衛のために覚えているものなので、専門的にそれをやってる方とは全く方向性が違う。だがそれはだいたい理解されないので面倒くさい。とにかく他の庶務が多いから時間をかけたくないだけで、いや、むしろ切羽詰ってからこちらに投げられる事が多いので、一撃必殺で片付けないといけない。ただその理由。

 

好きだと多分仕事にならない。誰が言っていたのか忘れたけれど、好きなことは仕事にしてはいけないというのは判る気がする。