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木曜日雑

スペインの列車事故の映像を見て、誰もが恐らく福知山線の事故を思い出した事だろうと思うけど、詳しい原因が出ていない中で「乗客への遅延払戻金を払いたくが無い為に速度を上げたのではないか」という事が言われていてゾッとした。

 

列車の運行は非常にナーバスなもので、ダイヤを引いたから正確に運行出来るというものではないし、運行中の全ての列車が相互に足を引っ張る事もあるから、この過密なダイヤで時刻通り発着しているのが不思議な位だけど、国内はともかく未だに運転士の裁量で規定速度以上のスピードを出せるっていうのはやっぱりゾッとするし、ヒトが運転している以上、運行に気持ちが関わらないわけがないし、乗用車と比べて機材のオーバーアシストが有るとはいえ、同様の事故は何処かでまた起きそうな気がする。

 

福知山線の事故で家族を亡くされた方自身が、「この過密ダイヤを求めた私も加害者の一人だ」と云う様な事を仰られていたのは自分も覚えているけれど、勿論私だってその1人で有る事には違いないし、公共交通機関の利用者全てに対してそれは云える筈だし、それと事故を起こした企業の責任は全く別なものなので、仰る通りではあるけれど、あえてその事を言ったという事が凄く悲しく感じた記憶がある。

 

どうかしたところで、この過密ダイヤが無いと社会が回らないわけで、「1本早い電車に乗る努力」で解消出来るレベルじゃないし、そういう方は、電車を余り利用しないヒトの意見かなと感じる。午前8時半のチャイム、9時の始業時刻に全員を綺麗に放り込む為には、このダイヤは必要なものだし、誰かがそうしろと言った訳じゃなくて、そうせざるを得なくなっている。じゃぁ会社を変えればいいじゃないかという話になってくるのだけれど、整備しないといけないものが多すぎてこれも現実じゃない。

 

ただ、多少の遅れに寛容になるのは難しくない。遅延や運行不具合で忙しい窓口に意味の判らん難癖をつけたりするのを控えるだけでも随分違うと思うし、そこらへんを理解出来る様なビジュアルが有れば良いなぁと感じる。遅延は当然交通機関にとっても利用者にとっても莫大な損失を抱える事になるけれど、運行を慌てて命を失うリスクを抱えるよりはよっぽど良いと思う。

 

 


尼崎 JR福知山線脱線事故 2005年4月25日 電車 列車 SL 鉄道 Train ...