名古屋豊橋飯田線の旅Ⅱ(中編)

豊橋の朝は何という感慨もなく、普通の朝だった。

仮面ライダー鎧武を見ながら少し焦っていた。

飯田線に乗るのに、朝の時点で宿が決まってない。

 

飯田線は1度乗ると、帰ってくるのが面倒くさい。

気分の問題じゃなくて、列車が極端に少なくて、大阪でいう1時間分のダイヤが飯田線の1日分のダイヤに相当する。従って、奥に行けば行く程帰ってくる事が難しくなり、途中下車をしようものならどうなる事か判らんかった。距離的には大阪から新宮程あって、基本各停になるので、ワンストレートで行くと5時間程かかる。

 

当初は伊那市に泊まるつもりだったけど、何処も部屋が空いてない。

とにかく宿が決まっていない以上、最悪のケースを幾つか立てていた。

 

・天竜峡で信州そば→田切→飯田から本着のバスで新宿→都内で一泊

・天竜峡で信州そば→田切→上諏訪→諏訪湖で一泊

 

とりあえず、豊橋から天竜峡まで特急でゆく事にした。

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天竜峡まで、しばらく電車に揺られる。

風景はずっとこんな感じ。

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とにかく天竜峡についた。駅舎が新しくなってる気がする。

先にここでこの後のホテルをすまほから予約しないといけない。

出先でこういう機動的な事が出来るし、すまほはすごい発明だと思う。以前は電話帳から調べてた気がする。

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結局、上諏訪で一泊を選択し、ホテルの予約を進めながらフト顔を上げると観光案内所があった。

 

これだ。

 

聞いた。

 

有った。宿。というかおばちゃんの電話一撃だった。駅近、広部屋、そして温泉がついていた。さすが案内所。

 

「政府指定国際観光旅館」という肩書がつくお宿、「天竜峡温泉 龍峡亭」。外観もお部屋も景色もお料理も素晴らしかった。

なおこの一泊で俺氏の財布ゲージが一気に減った模様。

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部屋からは夕陽が見えるロケーション。

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眼下に流れる天竜川。

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とりあえずめしめし。

多分前もここに入ったろうなという蕎麦屋に入って月見そばを頂く。

信州そばはもう何処の店に入っても美味しい。

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ひとしきり落ち着いた後、突然川を下ってゆく事になった。