EXCEL講義_2〜3

2.セルの書式設定

マウスで右クリックして出る「セルの書式設定」

これは「CTRL+1」というショートカットで出る。

このショートカットを使うだけでも、使いたいと思ってから書式設定を表示するまでに1秒程の差が出るんだけれど、ショートカットキーで書式設定を表示させると同時に「予測」でマウスを所定の位置に動かす事によって、さらに作業時間は短縮できると思う。

勿論両手を使ってショートカットキーを押すなんて事はしてはイケナイわけで、通常これは左手親指と中指、あるいは薬指あたりで同時押しになる。

書式設定に限らないけれど、マウス操作の際に、左手が遊んでしまう時間っていうのは凄く勿体ない。数値入力作業なんかでは右手がどういう作業をしているかによって、トータルの作業時間が大きく変わってくる。理想としてはマウスを全く使わないというのが良いんだけれど、長距離間のフォーカス移動なんかにはマウスが便利になってくるので、基本コンセプトとしては「可能な限りマウスに手を伸ばす時間を短縮」という感じで...。

マウスに手を伸ばす時間も、累積すると結構な時間になる。だから、左手でショートカットを表示させる間に、右手をマウスに伸ばせばロスタイムが減る。


3.キーボード

意外とデフォルトのままになっているのがキーボードの表示速度。

コントロールパネル→キーボード→「文字の入力」の表示までの待ち時間を「短く」する。

これは、キーを押したあとどのくらいの時間で連続入力されるか という設定で、標準と速くの違いでもコンマ3秒位の差が出る。

例えば、DELETEやバックスペースを押した際に、この設定が速くなっていればキーを押した瞬間連続削除が始まる。標準の速度であれば、一瞬間をおいてから削除が始まる。セル内の文字列や数列の一部分だけ消したい時、このスピードが速いと遅滞なく消去が行える。ただデメリットとして「消しすぎる」という事もあるわけで、これは消したい部分の後方で一旦キーを離して、あとは1文字ずつ消してゆく方法で対処。

同じ様に、十字キーを使って移動する際にも、この設定が「短く」なっていればカーソルはただちに動き出し、標準以下であれば一瞬間をおいて動き出す。

この速度設定はおそらく誤入力防止(ゆっくりとキーを押す人・キータイプの遅い人には標準以下の速度が良いと思う)の為の機能なんだろうけれど、実際に業務で使う際には最速にしておくべきじゃないかと思う。