再びカニングでグループクエストに参加する事になった.
ところが今回はファイター4人.若干キツイなと思いつつとりあえず参加したけれど,最初の設問で合計120枚程のチケットが必要になってしまった.おそらくクエストを重ねるごとに必要チケット枚数は増えるんだろう.
5分たっても残り20枚のプレイヤーが多い.この調子で行くと時間が足りなくなってしまう.
「おれ残り20...」
「わたし残り21..」
「結構キツイですねぇ...このメンバーですし...」
と僕がボヤいたところで意外な言葉が僕に向けられた.
「むしさん.120kあげるからしんで」
いきなり死ねとは物騒な.120kって幾らだっけ.12万メル?でも今手持ちのメルは100万を裕に超えているので特に金は必要無い.
何かカンに触る様な事言ったかしら...って悩んで気づいた.時間的にも1人が抜けて残っているメンバーのチケットを全員で取り捲れば残り3分くらいでなんとかなる.それが本クエストのギリギリの時間だ.そこでまだ残り10チケットも持ってるメンバーが居ると時間がショートする可能性が大きい.そういう意味も含めてメンバーを減らしたいんだろう.なるほどなるほど.でもこの流れが判らないと「しんで」喧嘩になるんじゃないかしら...って思いながら,グループへ誘ってくれた事に御礼を述べ,クエストを後にした.
ふたたび一人旅が始まったわけだが,今回はちょっと冒険してみるべく,エリニアから高級タクシーでありの巣へ向かった.マンジの呪符クエストを進める為である.
意外にもありの巣の敵は柔らかく,呪符は結構集まった.しかし1人で行くとドロップ率が低いのか,なかなか30を超えない.ひとしきり飽きてしまったので,ダンジョンの最下層へ行く事にした.
エビルアイのクエスト99匹はすぐに終わってしまい,恐竜のうようよしている道を通り,「別世界の扉」へとたどり着いた.うすぐらく,1人ではとても不気味だ.爺さんが扉の前に座っているけれど,「何を言っているのか判らん」とか意味不明な事を言い出した.
扉は私1人で開けられなかった.おそらくパーティで来ないといけないんだろう.仕方なく「隠れ道:ドレイクの食卓」へ入ってみる事にしたのだが,そこでとんでも無いものを私は見てしまった.
まさに「地獄絵図」
ポータルへ飛び込んでとりあえず目に入ったのはおびただしい数のモンスター.しかも全部デカイ.エビルアイの白いやつから,見た事のない大型の敵.なんというか,「海底生物」の様な感じのモンスターが画面一杯にひしめいていた.軽くジャブを打つまでもなく,そのまま一挙退散.メイプルで色々怖い敵に遭遇したけれど,「見た感じとてもヤバイ」ところへ足を踏み込んだのは初めてだった.なんせ画面一杯.正味怖かった.
砂漠のくちばし鳥みたいなヤツをうまく束ねて倒し続け,本日も狩り成功.レベル27.2次転職まであと一歩.