昨日のOrangeLoungeのPotpourriMarmaladeは歌詞がまぁ鬱エンドと申しますか。悲しい曲です。
さてドル円トレード、連日お祈りの日々が続いています。
今日ようやくポジション調整が入って現時点で83円へ向かってジャックナイフが進行中ですが、順当であれば選挙が自民党優勢で円売りという週明けマーケットオープンが待っております。NY引けで上下に対応出来るレートまで下がって欲しいものですが、シカゴの投機ポジションが2007年以来の巨大な円ショートとなっており、これが何処で買い戻されるのか、うっかりロングしてしまうと全部置いてゆかれる気がして何も出来ないでいます。
その選挙ですが、そもそも3年前にツバを吐いて決別した政党に、”お願いします”という一票を投じようとしている有権者が多い事に驚きで、政治家からしたらまぁ何と国民のチョロイ事かと思われてるに違いないだろうなと感じます。
なにを考えて自民党へ投票しようとしているのか・・・。
恐らく目先の政府の諸々を見てそうしているのでしょうが、もう3年前の事なんて忘れてるんでしょうね・・。あの時なにを考えて民主党へ投票したのかなんて別にどうでもよくて、結局目先の所得、原発といったところに視点が向いて来ていて、これはうまく印象操作されていると思います。しかしながらマクロ的に日本をどう動かしてゆくのかというビジョン、今回の選挙ではビジョンが全く無く、果たして反原発だから良いのかと言われるとそうでもないですし、内需もこれから数十年は上がらない、増税は今後数十年続く、この本邦経済状況にあって、各政党が掲げているその目先のニンジンはなにを根拠にぶちあげているのか、とても理解出来ない内容です。
そもそも脱原発を目処とする2030年の日本なんて、正直誰も真剣に考えてないし、その時はその時の政権与党に任せれば良いと考えるのが普通ですよね。もしこの脱原発に手をつけるとしたら、関係省庁や関係団体、電力会社、主要な需要家、そして地元住民とのコンセンサスに15年、そこから次世代エネルギー開発と平行して資産除却や廃炉を含めた検討に30年。おおよそ45年は必要と考えます。やめると言うのは簡単な話ですが、実際の手続きには時間がかかるもので、おいそれと「脱原発」と掲げている政党は恐らくなにも考えてないと感じます。1年や2年で政党が出来たり潰れたりする時代。ここに「責任をもってやろう」という意思があれば、もっと違うビジョンが描ける筈ですが、ざっと見渡す限りでそういう政党は無さそうです。
まぁ色々有るんですが、民主・自民は無い。ほんと頭どうかしてる。
ほかも起源は一緒だから大差ないけど、見限られる、失望される、叩き出される、という事をきちんと有権者として政治家に示さないといけないし、政治家にもっと「失敗は許されない」という危機感を持って仕事に臨んでもらわないといけない。政権与党1年目なので、2年目なのでなんて言い訳は通用しないし、3年もやって、全く、何も、誰にも結果を出せないどころか、挙句の果てに前与党の遺産だという。こんな仕事しか出来ない政党を弾き出す意味でも、今回の投票の意義は大きい。
そうなる雰囲気であるとはいえ、ここで自民党が過半数を取る様なら、これから数十年政治の中身は変わらないな。日本ご愁傷様になる。