事前にウェブを見ていると、何となく観光客ウェルカムな雰囲気だったけれど、実際に上陸・・というか通船に乗っているのが自分たちと島民の皆さんだけだったので、上陸するまでもなく観光化は特にされていない様子だった。
桟橋を渡ると、何とはなしに観光客向けの建屋が1軒あった程度で、あとはごく自然な島と、島の生活と、静かな時間だった。ネコの多い島とはいえネコが出迎えるでもなく、静かに上陸した。
東側へ歩いてみると、ネコが結構ウロウロしていた。
積雪も残る程のなので、実際出てこれる気温でもなかったけれど。
歩くとネコらしくないネコがスッとした姿で遠くを見つめていた。
こういう空気を放つネコは見たことがない。まるできつね。
この子は兄弟が居て、またそっくりなネコがもう一匹現れた。
かなり仲がいい。
耳のカットも無いし、見た感じでは去勢もされていない様だったので、今のところナチュラルな状態で猫達は生息と繁殖を行っているのだろうか。にしては頭数が少なかった気がする。多分漁船が帰ってくる時間帯なんかはそこそこ集まるんだろうとは思う。
後々でもう少しエントリするけど、猫達は皆よく食べている様で健康状態もそこそこ良い感じだった。
風邪をひいてる子も、栄養失調気味の子も居なかったので、そこは先日の男木島と対照的。
薄汚れている子さえ居たものの、多分島の皆さんが水揚げされた魚を食事に回したり、色んなところで手厚く世話をされているんだろうと思う。太子に近い印象が有った。
加えて、各々のテリトリーを主張出来る程ゆったりとした感じで、季節柄か人が多くないのが本当に良かった。男木島はもう観光客の多さ、その観光客の好き勝手な餌やり、追いに追われる撮影会などなどで、あれは本当にネコにとってストレスであろうと思う。
寄ってくるネコは寄ってくるままに、寄ってこないネコは全部ズームで捉えたけど、どちらかというと馴れ馴れしく寄ってくるネコが多かった。人にストレスを感じてないからだろう。
そういえば、島には第3次産業が無いので、買うものは近江八幡で買ってゆかないといけない。
バスに乗る前に買わないと、堀切港にあったのは自販機1台だけだったので、多少の食事とお茶ぐらいが有るとよろし。バス停の前にコンビニが有るので丁度いいっちゃ丁度いい。
島内、自販機は有った。食事の出来るところや喫茶店も有る様だったけれど、基本すべて予約制。民宿も有る様だけど当然予約制。歴史観光館の様なスポットもあったけど、これも予約制だったか連絡して開けてもらう制だったか。とにかく住まう人の為の街、流通は通船のみ、という事からも分かる様に、現地調達で何かどうにかしようというのは避けた方がいいかな。夏は港で弁当なんかも売ってる様だけど。
トイレとか何処かに有ったんだろうか。判らんけど、多分港の桟橋あたりに有るんだろうとは思う。
続きはまた。