手板

ほかの業界でもそうかもしれないんですが、「手板」というアイテムがあって。

バインダーだったり指図書だったりするのですが。


今日から本稼動になった事業所で引き続き駐在しているわけですが、パタパタっと在庫を打っていると、今回の事業立ち上げにおける若手エースであるK君が伝票を片手に慌しく駆け込んできて、スタッフの女の子に取り扱いを説明するわけです。相手は超天然で空気に関わらずマイペース。かたやテンパって先を急ぐK君。

「そっそれに手板って書いてて!」

「はいっ」

「それ違う; データって書くんじゃなくって手板;」

「はいっ;」

「漢字で書いて;」

「ていたってどう書くんですか?;;」

「手に板ね!手に、えっと、えーと!手に木ヘンに板!」

「@@」


「K君、木ヘンに板は無いわ、、とりあえず俺教えとくから;」


初日はこんな感じでした。


そして今日から前の部署で長年仕事を共にしたツダくんと再びご一緒です。ツダくんはその昔かなりのワルだったという伝説があるのですが、今はそんな雰囲気もなくかなり優しいお父さん風味。「アカーン;;;」が口癖でミスター平謝りの異名をとり、社内をはじめ荷主まで「しゃーないなー」と言わせる不思議な力を持っています。

知らないうちに物凄く重大なトラブルを単独解決する事もあり、そういう時は大抵半日黙って居る時だというのが4年目位に判ってきたわけですが、あえて「どうしたん?」と聞くのが怖くて見てみぬふりです。

一緒に仕事をしてきた中で、ドライバーを相手に伝説に残るほどのマジ切れしたのを1度見たけれど、ひとしきり超説教が終わった後に部屋のすみっこで「あぁぁ〜〜〜どないしよ〜〜;;」と頭を抱える様な、そんな感じです。

定年を延長してあと数年は仕事のツダくんです。