土曜日。人が少なくなった夕方のオフィスはシカオ祭りです。
最もよく聞いていた頃の802ヘビーローテーション。
黄金の月。
──大事な言葉を 何度も言おうとして 吸い込む息は 胸の途中でつかえた
イントロがとってもジャミロクワイ。
コノユビトマレ。
──誰かといても寂しいっていう人、ぼくのこの指とまれ ムリヤリもう笑わなくていい
短い詩もメロディもいい感じ。19歳って感じの歌。
19歳。
──吐き気がするくらい あなたの心美しいのに、何一つできないぼくにどうしてキスしてくれるの?
シカオさんの詩はいつもどこか俯いていたり、暗いのですが、さっき「なんででしょうね」って聞いてみたら「ニートだからじゃない?」って返って来た。
「ニートwww」
「なんかほら、ひきこもってなんかよくわかんないことブツブツゆってるんだよ。時々フフッって笑ったりしてね」
そんな気がしてきた。
カラオケでは、歌いすぎた後半くらいにシカオさんの歌を歌うと、声がちょっと似ます。
彼のは枯れてる声なんじゃなくてハスキーなんですが。