急も急に思い立って。
当然の事ながら、週末に電話入れたっていつもの宿は空いてる筈が無いんです。
出発してから月齢が新月に近い事や月の出が遅くなっている事に気づいたので、湖面の月は期待できない。
深夜に出て見たけれど案の定月も何も無く、あるのはただただ暗闇。
あぁ・・と思って上を見上げると満天の星で空が満たされていて。
月光が無い暗闇の中、天の川や、おそらく星雲と思われる白もやがハッキリと見える位。
カメラを向けて見たけれど、さすがにコンパクトカメラで撮影できるほど甘くなかった。
きっと一眼レフで固定撮影しないといけないんだろうね。
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数年ぶりに訪れたこの場所は、全くといっていい程変わって居なかったけれど、ひとつ便利になったのは、駅がICカード対応エリアに入った事。もちろん自動改札なんて無いのだけれど、ICデバイスだけついている読み取り機が出入1本ずつ。こういうアイデアがあるのかと、ちょっと驚いた。
いつも通り無人の駅舎を出て、夕暮れの33号線を湖畔に沿って歩く。
今日は民宿みずうみではなく手前の文右衛門なので、歩く距離が半分だったので楽。ここは前から気になっていたけれど、宿として利用できるのを今回初めて知った。
というわけで余呉湖へ。
余呉町は2008年の全国的市町村合併のブームに漏れず、長浜市に編入され、伊香郡余呉町は消滅。あとIC対応エリアに入ったついでに述べておくと、京阪神発着の新快速が停車する様になった。これによって全く乗り換え無しで(途中切り離して4両が塩津へ)余呉まで行く事が出来る様になったのだけれど、湖西線は近江塩津からV字バックして敦賀へ行くので、途中下車して乗り換える事に注意したい。
とはいえ、道程楽しいのは内陸地を走る琵琶湖線より、琵琶湖のすぐ傍を走る湖西線。何度も行くうちに慣れてしまうけれど、東を回る琵琶湖線は道中8割方琵琶湖が見えない。ただ、湖畔の広大な田園地帯や、巨大なカントリーエレベーター、変わった名前の駅もいくつかあるので見所は有るには有ります。
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忙しい中ほんの少しだけ。無数の星の下でゆっくりと。
cybershotの限界。