結局再稼働の方向になるんだろうけれど、この状況にあってデモなんて最早なんの意味もなさないし、そもそも政府は反原発をナンセンスだと言わんばかりのスタンスに入った。
見えない線量より見える損益。
目下の自分たちの立場、自分たちの利益。
自分たちの票集めにあたっては、電力系の票は無視できない下支えになっていると思うし、根拠を持って安全対策を打ったと言えるまでの期間損対応の面倒臭さを考えると、
「もう当分デカイのは来ないだろう」
という賭けにリスクオンする方が楽だろう。
大飯町長の達成感にも見える表情。
福島をクライシスに陥れた原子力発電を、危険であると認識しながら再稼働を迎えるのだから、神妙な顔をして然るべきだな。
ニュートラルな立場で傍観を続けているけれど、「日本は島国で資源輸入国なのでどうのこうの」と、「地震をはじめとした天災発生確率」は同じだと思っているし、世界もノーニュークリアの方向に歩き出してる中で、当地大飯町は色んな意味でこれから世界で注目されるロケーションになると思う。
以前国民が脱原発を大差で否決したスイスでさえ、福島の事故発生のたった2ヶ月後に2034年の原発撤廃を決めた。
それくらいヤバいものを動かしているという認識。
日本の脱原発の機運は終わった。