えき:芦原橋

10数年前でしょうか。

地元親友たちも免許を取り出した頃で、夜な夜な車でうろうろしていました。

6人ですからね。今では考えられない事ですが、時々あった「軽」でのうろうろの際も6人乗りました。


昔の軽は今ほど居住空間が無かったので、4人乗れば人数的にも重量的にも目一杯。後部シートの後ろに更に潜って居住空間を広げます。


 

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|┘|┘|└○


こんな感じで後ろは折り重なってしまいます。

後ろ担当はもやしっこの私とアッキー。



パワステの無い頃の軽でしたから、6人の重量をかけた右折左折は力技。軽のクセに小回りの効かない不思議な挙動をします。




「あかん、ガソリンない!」

「えっ、待って、これでスタンド入るんはあかんやろww」





───。




手際よく前から窓を拭いて来た可愛い女の子が、ちょうど後ろの窓に差し掛かった時、桜えびみたいに丸っこくなって上を向いている私と当然の事ながら目が合い、それまで軽快に拭き拭きしながら来た彼女の手はコンマ5秒程止まった後、ハッと思い出した様に倍速で窓拭きを再開します。



とんだ羞恥プレイです。



なんでしたっけ。そうそう芦原橋



前座で時間をとってしまったのでまた次回。