日曜日雑

夕方から天王寺へ。

 

母の誕生日祝いを思い立って食事会にした。

心斎橋のきたむらか、帝塚山のボネールで贅沢をしようと思ってたら、きたむらはそういえば土日休みだった。

そしてボネールは何と1月19日をもって閉店していた。

 

ボネール、本当に昔からお世話になっていて、まつばら家がまだしっかりしていた頃は割といい頻度で家族で行っていた。

今でいうファミレスの様な感じではなく、帝塚山という立地に見合った正統派のレストランで、改装前はフレンチがメインだった記憶がある。味やその価値が判らない子供だったので、細かい事はもう憶えていないけれど、最後に行った2年前も勿論、ボネールらしいもてなしが有って素晴らしかった。

 

建物老朽化での閉店との事なので再開の可能性は有る様なのでホッとした。

しっかりした街中のレストランは今や本当に珍しくなってしまったし、40数年の歴史がまた帝塚山で再開出来る事を祈ってる。

 

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で、結局ノープランのまま集合。

弟も来れるとの事だったので、鳥取・島根以来の家族会になった。

阿倍野ルシアスの最上階にある「月の雫」。まぁ居酒屋なのだけれど、料理も品よく、サービスも割と丁重だった。

 

注文方式が面白くて、カラオケの様な無線のタブレットで全て注文する。

ちょっと重たいなぁとは思ったけど、いちいち店員を呼んで往復させる手間暇も無いし、とにかくオーダーして料理が来るまでが速い。集まった者同士の会話を目的として楽しむ分には便利な感じはする。結構頼んだのに割と安かった(最上階なりの値段だけど)。

 

ぐるなび - 月の雫 あべのルシアス

 

 

2時間程喋った。

顔はまぁ公演なんかでも見てるので久しぶりの感は無いんだけど、揃ってじっくり話すのは割と久しぶりだった気がする。

弟はまぁ本当にしっかりしてる。話くちなんかも自分と違って歳相応だし、社交性の居る業界なので当然といえば当然なんだろうけど、会話のアプローチは上手な感じがした。最近の仕事の話なんかもお互い話したりする中で、「1回の公演収入より12ヶ月の安定収入」っていうテーマが出てきた。

 

芸能人でもそうなんだろうけれど、仕事の無い月イコール収入ゼロっていう凄い事は、私の様な会社員には無いので馴染みが無い。それでも目の前で「出演だけでいくと、今月はゼロですからねぇ・・」という話を目の前で聞くと、ほんとやりたい事を仕事にするっていうのは厳しい事だなぁと感じる。一方で別の公演を連日掛け持ちしたりする事も有る様なので、年間トータルで見ればそれなりの収入にはなるんだろうけど、定収に慣れてる自分にとっては気が気じゃない。

 

大学講師としての仕事が割と落ち着いた様なので何よりだった。

母とも沢山話せたし、夜景を見ながらの良い時間だった。

 

母上、平成に入ってからの十数年間は、家の事を中心にストレスの多い、暗い時期だったろうと思うし、色々な事案がゼロになったわけではないけれど、のびのび笑って食事どころじゃ無い期間が長かっただけに、暗い話題も無く今こうして食事と会話を楽しむ事が出来ているのを大切に感じている。

 

もっとこういう機会を増やそう。

 

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