金曜日雑

アベノミクス第2弾、農業農村の所得倍増をはじめ、生産・製造系に関するテーマが多かったのだけれど、割と対象スパンが長い上、これから確実に来る少子高齢化の現実に対して、はたしてこのテーマが現実かどうかとふっと思った。

 

人口に占める65歳以上のカテゴリは2030年台にはおそらく30%を超えていると見込まれているし、2000年以前の統計からこの割合はずっと上がってる。2000年台に入ってから女性の自立が加速してる事から、未婚率と子無しの割合は火柱の様になってる筈で、これは加速する事はあっても減少する事は無いし、仮にパワフルな少子化対策が取られたとしても、2030年~2050年は確実に国産労働力空洞化の時代が来る。統計的にも2011年までのデータは、推定値とイコールになってるし、今更裏付けの検証も必要無い様に思う。

 

その時どうなってるかなんて分かった話じゃないけれど、果たしてこれを織り込んだ上で立てた計画なのか、何となく微妙な感じがする。為替の高低による貿易収支はともかく、30年後なんて国内労働力っていう考え方は無くなってる様な気がする。