ウォッカにコアントロー、ライムジュースをまぜまぜすると「雪国」というカクテルが出来上がります。
何だ、何か思い出深い酒なのか? とか思ったでしょ!いや別に。
ビールはともかく普通にお酒として飲んだのは「ジンバック」。今はなき長居東のレストランバーで(木造づくりで女性のバーテンダーさんが深夜カウンターに立ってて凄い静かでイイトコやった)、バイトの先輩を前に、初めて飲む人丸出しで飲んだけど、それから4、5年はジンバックばかりで過ごしてました。なっつかしぃな。あの頃の人達はどうしてるんやろ...
カクテルも結構何か色々飲んだけれど全然覚えてない。高校時代の悪友が顔をしかめながら飲んでたブラッディーマリー、グラスに騙されて飲んだら大変やったオールドファッション、初めて一緒にバーで飲んだ先輩がオーダーした桂陳バック、トップシンバルのマスターが「変なカクテルやで」とマジ顔で言うてシェイクしてくれたアレキサンダー。
何処のお店にもあるのか判らんけど、雪国。グラスのふちに雪の様にちりばめられた砂糖が甘く感じへんのは多分ウォッカのせいちゃうかな。バーテンダーの腕にもよると思うけど、雰囲気がニッポン。
「吉野」。桜か?って思ったでしょ!そのままです。レシピをよぅ覚えてないけどウォッカ、キルシュリキュール、グリーンティリキュール(やったと思う)をまぜまぜした後に桜の花をソッと沈めるあたりが素敵な...っていうとアレやけど、見た目はメロンソーダ、もしくは茶です。茶。決して明るい居酒屋とかで飲んだら駄目です(居酒屋じゃまず無いと思うけど)。薄暗いバーで、ほのかな明かりに照らされたカクテルグラスの綺麗さに「わぁ..」って言いながら飲むんです。
色んな思い出の中にそういったカクテルが有ってもえーんちゃうかな、とか思ったりして。嘘。飲んでる時はそんな事ちっとも考えてない。僕はこの先もずっとJIMBEAM一本槍の雰囲気やけど。
おっ、ネズミ発見。