おはようございます。
さて、昨晩はうんこたんのデビクエ卒業式と相成りました。500回クリアによるラストランです。
同期であるカサベルーデさんとのダブル卒業式。折りしも当日はさくらサーバーがどうにも不安定で、回線落下者が続出といったまさに足場の悪い中といった状況でしたが、驚く程の人達が集まりまして大盛況。
どれくらい足場が悪かったのかというと、
ショーワが開店休業です。
そもそもこのデビクエと云うもの。私も以前何度か参加した事がありまして、実は50回クリアで貰える「デイビーゾーンの帽子Lv60」というものを戴いておるのですが、カニンググループクエストやオルビスグループクエストと同じく、「デイビーゾーン海賊退治作戦」というグループクエスト。
クエスト1回あたりの物理的報酬はわずかな経験値と、クリア回数によって貰える「デイビーゾーンの帽子」。60~90レベルまでの帽子があり、50回、150回、300回、500回とレベルの高い帽子が貰えてゆきます。
そして500回クリアでジャクム兜をしのぐステータスオール+5アップにHPやMPの増加、ジャンプや移動のもう判らんくらいの付加価値がつく恐ろしい帽子になるわけです。
さらにこの帽子を強化しようとする恐ろしいプレイヤーもいらっしゃいまして。勿論30%書なんかを張ると壊れる事もありますし、拡声器で「90Lv帽子闇おめ;;」なんていう言葉を聴くとその500回クリアに費やしたであろう時間を想像してしまい泣けます。1ラウンド10分〜15分くらい*500回です。
クエスト参加に際しては、スタート地点である武陵は「海賊船の向こう」のMAPから、最低3人MAX6人の1PTで、武陵は白草村を侵略する海賊「デイビーゾーン」とその一味の討伐に出撃します。クエスト自体は他のグループクエスト程難しくは無いのですが、職による立ち回りもありまして、回数をこなすという観点で見ると、仲間との呼吸や機転の合わさり具合で随分と時間や心の余裕が変わってくる感じで、その少ない経験値報酬や帽子といった報酬以上に、友達との交流や連帯感といった心理的報酬が大きく、その後のメイプル生活において大きく影響してくる特別なクエストですよね。
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さて卒業式。
何はともあれ、前座です。パラソルダンス。
息ぴったり。
この時点でまだラストランを含めて5ラウンド残っていたうんこcとかさsですが、集まった皆は思い思いの時間を過ごしてじっくり待ちます。
そして
うんこcのラストランが終わり、お出迎えです。
そして胴上げ。もう自分がとりあえず何処に居るのかも判りません。かかしとキノコが居るのは確かです。
「折角ですから、うんこc、かさs、スピーチを!」
そう叫んで2人を上へ上げた後、思い出したのは彼女がこのビクトリアアイランドに降り立った時の事。
「二人でグループ組んだら随分粘着されたw うんこー うんこーってw」
2007年の9月30日。僕は東京での結婚式参列を29日に終え、横浜を経由して大阪へ帰ってきた夜、まだ初めて間もないメイプルへログインしたところ、昨日ウエディングドレスを身にまとっていた彼女が、内外ともにパートナーである「まくらむしと」共にメイプルへ乗り込んで来たわけです。
──うんこむしなんて名前で。
ふらっと様子を伺いに行くと、エリニアの森でスライムとスタンプを一生懸命狩っていた。もう少しいい名前で来ればいいのに。なんて思いながら、まだ慣れない感じで上ったり降りたりしている彼女を見守りながら、休憩の合間に雑談をしてみたり。
とはいえ、そんなキャラ名ですから、今後の彼女のメイプル生活を心配していたのですが。
「結婚する!」
そう言ったが早いか、まくらむし氏とともに大聖堂へと向かった2人。
急だなと思っていると早速大聖堂からのアナウンスがサーバー全チャンネルへ向かって流れます。
まくらむし様とうんこむし様の結婚式が2chの大聖堂で行われます。
この1行だけでもかなりインパクトのあるアナウンスだったのですが、折りしもマシンが不安定なまくらむし氏が大聖堂に入ったところで回線落ち。
結婚式を終了させるまでは、この大聖堂の式次第はまたリセットされるわけです。
「まくらまた落ちた・・・」
1人新郎の帰りを待つ彼女。
「帰ってきたw」
まくらむし様とうんこむし様の結婚式が2chの大聖堂で行われます。
「まくら落ちた・・・」
「帰ってきた;;」
まくらむし様とうんこむし様の結婚式が2chの大聖堂で行われます。
これがおよそ4、5回。さすがにこれだけアナウンスが流れますと「↑↑うんこ自重wwwww」という拡声器も飛び出す始末で、2人の事とはいえ私自身も見ててかなり辛いものが・・・
さて。
わたしの予想とは裏腹に、彼女はその反則ギリギリの名前を気にするでもなく、カニンググループクエスト、モンスターカーニバルといったグループクエストへと進出してゆきます。
ある日ふと気づくと、彼女が誰かに向かって友チャで話している。
はじめの頃は2、3人。モンスターカーニバルを卒業する頃には、更に多くの友達と会話する様になっていて安心したわけです。更に実弟であるタミオ君も期間限定ながらメイプルへ進出し、彼女の周りがどんどんにぎやかになってゆくのを感じます。
年が変わって、季節は春。
エリニアの森でスライムを狩っていた頃からおよそ半年。100レベルになった彼女は、「デイビーゾーン海賊退治作戦」グループクエスト500回クリアを目指して日々「海賊船の向こう」へと通勤していたわけです。
毎日の様に友チャで飛び交う彼女の声。しかしついに来たるべき時が来ました。
「日曜日の22時に、デビクエ卒業します!」
ラストランは4月20日の日曜日。
当日は私もお呼ばれしたので、フラフラと行って見ると超人だかり。
その厚化粧のアバターと、反則ぎりぎりの名前でこの世界へ飛び込んで来た彼女は、むしろそれが彼女の愛されるアイデンティティであるかの様に、大勢の友達に囲まれて。いつの間にかこんなに友達を作っていたのかと。
私の心配はとても杞憂なものでした。
リアルでも勿論素敵な彼女ですが、このメイプルという世界で一緒にゆるい時間を過ごせたり、一緒に戦ったり笑ったりといった時間があって、改めて彼女の素敵さを知る事が出来た、そんな感じです。
いつも元気で、その元気を皆に振りまいているうんこたんは、我がギルドの宝です。
ギルチャと間違えて、友チャに向かって突拍子も無いエロネタを叫んだりする彼女ですが、酔っ払ってるんだと思って優しくしてやってください。