起案書「本社・倉庫棟におけるお化け出没に関する対策」

昨日は勤め先でおばけが出まして。

倉庫内では私も、倉庫担当の作業員もみんなが聞いたり見たりしているうちのおばけさんだけれど、事務所棟に入ってらっしゃったのは初めてで、まーびっくり。

倉庫にセキュリティをセットしたら、社内へは私のいるオフィスを通過しないと立ち入る事が出来ないわけですが、ふと気付くと、このオフィスのひとつとなりにあるロッカー室で、ロッカーを開け閉めしてらっしゃる音が聞こえるんですね。

そのあとその向こうのドア、2つ隣の休憩室へ通じる部屋のドアを開けたり閉めたりして何か探してるのか、うろうろする感じだったのですが、聞いているうちにこちらへ向かってくる足音。フロアには防塵マットを敷いてあるので足音がよく聞こえるわけですが、こちらのオフィスのドアの直前でビタっと止まって。

もうこの時点で私の視線はドアに釘付けになってるわけですが、誰かが休憩室で寝てて気づいたら晩だったというオチの可能性も少なく、こーれはどうしたものかと。ドアの前に居るのは間違いないし、とりあえず凍りついてしまって身動きがとれない。さてさて。


BlinkとNFGをボリュームMAXでシャッフル再生。


何故かロックで排除するというよく分からない対策をとってしまったわけですが、ロックはあのギターの周波数が「呼ぶ」と聞いたこともあるので、逆効果の様な気もしますが、まぁ自分の気分を紛らすとゆー感じでリノリで抵抗してみた次第です。


倉庫内でそういう事に出会っても別段なんともないけれど、オフィスで遭遇しそうになると思うと結構怖いもんです。


倉庫2Fの天井にささってる卒塔婆の件も含めて、1度みてもらいたいんだけれど、「本社・倉庫棟お化け出没に関する対策」とか、実体のないものに対する起案書なんて書けないよね・・・。心的にそう思い込んでるだけだ、と言われればそうかもしれないし。


──昨今、本社・倉庫等におきまして、作業員や事務スタッフによるお化けの目視、また音による認知が増加しております。当時状況におきましては、各個人様々な形となっておりますが、日中夜間の出没に際し、従業員における心理的恐怖感が日常の業務へ影響を与える事は、スムーズな業務遂行、また勤労意欲の低下も懸念され、こうした心理的な業務阻害要因の排除について早々に対策を進行いたしたく、この段起案申し上げます。

目的:お化け出没の恐怖感からくる心理的業務阻害要因の排除
効果:阻害要因の排除による従業員の不安払拭。
対策依頼先:ゴーストバスターズ
費用:-
実施時期:決済後即
添付資料:見積書 1通

アホな事書いてたら休憩時間が終わってしまった。仕事してきます。