リトルカメリア推薦コンサート/摂津市民ホール

座席は4分の3ほど埋まっていたでしょうか。コンクールよりかなり多いなと思いましたが、摂津市は相変わらず小さい看板しか出していないので、またもや「やってるのかやってないのかよくわからない」表玄関でした。思わずチケットの会場名を見直しました。

日下部先生のブラック寄りのトークで途切れることなく終始楽しい感じでした。弟は流石に場なれしているのもあってか、日下部先生とも息がぴったりで、会場を5,6回笑わせる漫才トーク。

演奏にあたってはセンチュリー交響楽団さんの演奏をバックに前回の入賞者3名のソリストという形式だったのですが、弟びいきをすると今回の弟のステージは選曲が良かった。魔笛で2曲、ファウストが1曲、ラストはウェーバーの「魔弾の射手」第3幕から「森を越え、山を越え」。


魔弾の射手は歌い手も演奏側も格好よく見えるのでいいですね。


もちろん今回はオペラの舞台ではないので字幕がありませんでしたが、オペラの面白い部分は彼なりに伝えられたんじゃないかと思います。


ラベルは私も好きなのでジッとみていたんですが、今日のラベルは高い音域で軽快でやさしい感じが中盤続く"ピアノ協奏曲ト短調"。ふと四方見渡すとみなさんぐっすり寝てます。まぁでもなんというか、「退屈だな」と思わせるより「つい寝てしまった」と思わせる位の演奏ができるって結構凄いんじゃないかなと思ったり思わなかったり。車でも運転の上手な人だと首や体が揺れないでしょ。

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魔弾。いや・・・。