今この時間に東電が会見をやっていますが、質問に全く答えない。
というか、うん。副社長は2軍ベンチ的なポジションだからどうでもいいんだ。
記者も結構だらだらした質問だったけれど、クリティカルな質問はこれ。
「モニタリングやサンプリングをされていますが、どの基準値になったら危険というレベルを判断されるのでしょうか」
という問いに全く答えられなかった。
彼らは何の基準も持ってないし、恐らく正確なデータも把握していない。きっと死ぬまでだらだら観測するのだろうね。つまるところ明確な安全基準が無いまま現地で、周辺地域で活動が行われている。
前半戦の見所はここだけ。あとは副社長の寝言。何喋ってるのか聞き取れなかった。
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そんな2軍の会見はさておき、現場方1軍プラント部の会見は終始落ち着いた感じ。プラントの中と外で随分把握状況が変わってきてるんだけれど、作業が遅滞している為か、状況把握が序々に追いついてきた感。
今日はトレンチにたまった放射能汚染された水が問題になっていて、まずこれが問題。
1号機3100立米、2号機6000立米、3号機4200立米。
水量を移動させる方法には言及されなかったけれど、これを解決してから電力の再接続、冷却設備の復旧、冷却再開。ただし2号機はプルトニウムが外で見つかったコトから、燃料棒がほぼ確実に破損しているという状況にあって、クリアするハードルが高くなった。
希望的な進展というと、注水用ポンプが電動に切り替わったので、注水に関しては安定が確保出来たというところだろうか。
注水出来ないから量減らしてるけどな。
結構大事な会見だったにも関わらず地上波はフルスイングで素通り。予定通りの放送だった。
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○ニューヨーク・タイムズがおさめた被災地の現実。
http://www.nytimes.com/interactive/2011/03/12/world/asia/20110312_japan.html#1