Japan's ruling party chose...

選ばれた第95代首相は、政策や政治力というよりは派閥戦略で選出された。
ざっくり新聞やニュースを斜め読みしても、who is Noda。期待されていない感満載の新首相誕生。

○ロイター TOKYO | Mon Aug 29, 2011 3:25am EDT
http://reut.rs/qyGzs8


JEFFREY KINGSTON, DIRECTOR OF ASIAN STUDIES, TEMPLE UNIVERSITY, JAPAN CAMPUS

"I don't think he'll last a whole year, but who knows ... Noda has inherited all the same problems -- a divided parliament, a divided party, a strong yen, a Tohoku (northeastern Japan) desperate for progress on reconstruction and an early end to the nuclear crisis. I think the honeymoon will be very short-lived."

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先日のたかじんでも、現政府は何かにつけて決断力の無さが混乱を招いている事を指摘されていたけれど、個人的には、震災復興も含めて、ワザと成り行きにしているんじゃなかろうかと思う位何も決断してないし実行してない。ボランティアや担当者レベル、企業、被災者の前進があって復興に向かってるだけ。

震災復興に関して言えば、どう考えても現地での安全性なんて確保できていないし、恐らくほっくり返したら世界中がパニックになる様な現実が被災地や原発に潜んでいるのは、これまでの情報を見ても明らかだし、ここでどうして「風評」を前面に押し出しているのか、サッパリ理解が出来ない。

暫定基準値も「短期間であれば」を前提に決められてもう半年。あっというに1年2年の暫定期間が過ぎてゆくんだろうけれど、よっぽど肝の座った首相やリーダーが現れたり外圧が無い限りは、今後長いこと変更されない様な気がする。

最悪のシナリオを考えると、数十万人以上の住民への個別対応、移住、補償の手間とコストを考えると、このまま成り行きにしておいて、「もし」原発の影響と思われる後遺症が発症したら考えようと。

そうすれば、対応に関わる場所は法廷と会議室だけで済む。かかる費用は前述の対応なんかに比べると遥かに安くなる。ゆっくりやれるしね。広島原爆に関わる後遺症の裁判だってまだやってるんだから。当然内部被曝だから直接的な原因かどうかの判断には時間がかかるだろうし。



と。あくまで最悪のシナリオだけれど、この状況を見ているとそうなってゆくニオイはものすごくする。


そんで国家政策に関わってる人々は、こんな状況に納得出来てんのか?って思うんだけれど、彼らが信仰しているのは国民ではなく「政治派閥」だ、っていうのがよくわかる代表選だったね。