連休は春から弊部に来たお嬢様とのねこ歩きから始まった。
大阪に出てきて2ヶ月、まだ高槻から出てないというので新世界から京都まで一気に見るという強行軍の観光を敢行する事とした。
朝の太子~山王。
もう自分でも驚く程のネコの居なさだった。当たり前なんだけど、午前も10時台に表に出てくるネコなんてなかなか居ない。もうほんと居なさすぎてウワァ・・と思っていたら飛田本通からぽつぽつ見かける様になった。
普段愛想の無い諸兄も、女の子というだけで指先一本でダウンさせられて、女の子にはとても素直。
とはいえまだ寝起きの時間帯。
寝ぼけながらフラフラ歩くのを見るばかりで、いつもの太子山王という雰囲気も全然無く。
これはアカンと挽回を狙って、松之木大明神。
神社の由緒や太子、飛田の歴史をざっくり説明した後、ドヤドヤした今池へ。
「突然怒られる事が有るけど気にしないでね」と、ドヤ街についても歴史や成り立ちを話しながら歩く。
界隈の先達は朝の迎え酒をキメ終わって、空に向かって演説する先輩、僕らには見えない誰かと交信する先輩、いつもの雰囲気だったし、「こういうところなんですねー」とアッサリ理解してしまうあたり、女の子は強い。
今池停留場。
場所が場所なので誰かと来ることも今まで無かったけれど、新世界へのアクセスの都合もあったのでついでに。ここの猫達も女の子にはとても甘い。お前今までそんなでんぐり返りなんてしたことなかったろ!っていうぐらい、甘えに甘える始末。
ひとしきり遊んでもらってこれ。満足か。
更におねだり。
電車が来るのもお構いなしで自分の時間を過ごす。
枕木は全て爪研ぎ板だし、レールは寒い時にあたたまる様のツールだし、色んな道具が有って彼らはそれをうまく自分のものにしてる。
今池停留場から恵美須町へ抜け、新世界で串かつを昼ごはん。
折り返しは天王寺から特急はるかでドーンと京都までワープして先を急いだ。
ここから結構なウォーキングになることは予想だにしなかった。