ふとんむし旅行記:ギルド対抗戦

「51」
「62」
「12」
「23」

「おk51叩いて」


 我が犬小屋一行は,遺跡発掘ベースキャンプの奥にある,シャレニアン遺跡の門前に居まして.

 このシャレニアン遺跡,メイプル唯一の「ギルド対抗戦」会場となっておりまして,ギルド全員協力のもと,難関をクリアしてギルドポイントをゲットしてゆくとゆーものなんですが.

 ベースキャンプから遺跡内に入場し,護身用の耳飾を装備し,いざ遺跡の門の前へ.ここで像の光った順番を正確に覚えて,光った順に像を叩くんだけれど,これが3段階.

 7列x3段ある像に番号を割り振って光るのを覚えるだけなんだけれど,聖魔さんとサクラ君にはどうも理解できないらしく,仕方なく思い切った提案に.


「とりあえず,もうしょっぱなだしさ.まくらさん左半分見れる?僕右半分見るわぁ」

「おk」

「1段階 いくでー」


 1段階目はつの像が光るんだけれど,1個光らない事があった.僕かまくらさんのどちらかが見落としているんじゃないかという話になって,ウーンと悩んでいると,先週末ついにビクトリア大陸へ上陸したこーいち君ことダブルむし氏がフト発言した.

「ちょっといい?」

「なんだいバブルス」

ビクトリアに上陸してからというものの,ダブルむしさんの呼び名はどんどん変化.上陸直後はその風貌から「ハゲ」と呼ばれ,今やもう「バブルス」と呼ばれ原型をとどめない.彼はまくらむし氏と僕が見落としていた中央の門が光るのを見逃していなかった.


「あのさ,さっきこの真ん中の門の上が光ったんだけど・・・」

「うぁー そこ光るのか;;」

「じゃぁバブルスちょっとそこ見てて」


かくして3人で門前試験の突破が始まったわけなんだけれど,メンバーのサーバー切断やその他モロモロの事情により既にここまでの段階で1時間半を費やしてしまっており,気分的にも焦る時間に.

気分的には少しのGPだけでも持ち帰りたいけど,像を叩く時のミスや,光った像のカウントロストで多少微妙な雰囲気になってしまったので,もう思い切って次回リトライしようと.


「とりあえず・・・今日はここまでにしとこかー」


犬小屋のギルド対抗戦初戦は,シャレニアンの門前で撃沈(´・ω・`)


でもシャレニアンの門での光る像は,叩く時だけ間違わなければ,僕とまくらむし氏とバブルスで突破できる.おそらく3分以内に終わるはず!


あと問題がひとつ.


現在の犬小屋は総員7名.1名は受験期を控えているというのもありログインがしづらく,残り6名でギルド対抗戦にのぞむことになるんだけれど,このギルド対抗戦,6名以下になってしまうと強制的に全員が外に放り出される.

6名で行くと誰かが落ちてしまうとそこでアウトなんだよね・・・もちろん不可抗力だし誰にでも可能性は有る事だからなんとも言え無いけれど,順調に進んでいるのに落ちてしまって最初からというのもお互いが辛い話なんで,願わくば8人で敢行したいなーと.

こういう時にギルクエ常連の投げ賊さんが居てくれたら助かったんだけれど,どういうわけか先週末は一度もインしてなかったのでお誘いできず(´・ω・`)


次回はラストまで駆け抜けます.