11月末

エントリする程の出来事が無いというか、なんだろう。

そうでもないんだろうけれど、1日をピックアップする余裕が無くなっている気はする。

 

Twitter側で何度かポストした話題だけど、少し前に大阪府市長の選挙が有り、選挙活動はどの政党も「オール大阪」というタスキ掛けで演説していたけれど、あれがどうも滑稽だった。そもそもオール大阪なんてテーマを誰が望んでいるんだ?っていう不思議さが有って、実際のところあのテーマ自体は大阪維新がアップしたものだし、自民・共産・公明が掲げるオール大阪は「維新と維新支持の有権者抜き」でやりましょう!っていう実におかしな事になっていた。

 

少なくとも民政に興味のある人ならそのおかしさに気づく筈なんだけれど、他に持ち出す活動テーマが無いからそうなっているのは明白で、結果的に開票速報の第一報で当確した事で具現化された。

 

超党活動も、自民と共産が手を組んでというところも は?という感じだし、政党というものが実に意味の無い基盤かっていうところを自ら暴露したに過ぎないし、あれは歴史に残る失策に感じる。「別に自民じゃなくても、共産じゃなくてもいいんでしょ?」って受け取られるのは間違いない。

 

アイデンティティを壊して何かに取り組むっていうのは、非支持層はともかく、それまで厚く支持してきた層を裏切る事に近いし、そもそもそれが成功する事によって誰にとって旨味が有るかというと、政党と議員の地盤確保でしかないので、そこは「自民支持層の6割が維新に投票」という結論を見ても明らか。

 

中央政権から中途半端に遠いせいか、大阪は独自の政治路線が展開されているけれど、この活動もホント霞が関にとっては迷惑だろうなとは思う。

 

会議連戦の道中で昼食を一緒にした上司(共産支持)と話していて、この選挙の話題になったけれど、どういう視点なのかなと思ったら、敗因の矛先は公明だった。いちいち会社で政治の議論なんかしないので聞いているだけだったけれど、あぁそういう視点になるのかっていう発見はあった。でも違う。

 

いずれ政治の形も大きく変わるんだろうけれど、ドラスティックな流れについてゆけなくなった古参が、どうにかして飯の種になる地盤維持をしたいっていう政治活動しかしてない。でも恐らく数年と絶たないうちにその界隈は一気に淘汰されると思う。駅前で毎朝、「テレビで流れていたニュースについて、政治家しての自分の感想」を叫んでいる議員は、一体何のために、誰のためにそこに居るんだろうと思う。何年も見てるけど名前を覚えてない。