クリーニングを出した後、笑門へ滑り込む予定が、うっかり環状線に載ってしまい、うっかり新今宮で降りてしまい、うっかり山王の方へと足を進めた。
雨。
この場所、正しくは「山王みどり公園」で、山王地域活動協議会の整備によって、日中のみオープンされている。ストレートの奥は市大病院方面へ繋がっていて、静かな緑地がずーっと続く。
民家と対面している事もあって、猫の居心地も良く、食事も与えられている模様。
界隈は高層建築物も少なく空も十分仰げるし、いい感じ。
今一度見に来たわけだけど、ガサガサ音がすると思ったらこの前見た猫が金網をよじ登っていた。
カメラのスタンバイが間に合わなかったので絵がないけど、かなり下手だった。
もう一匹。
雨脚が強くなったので、一旦駅の方へ引き返し、新世界のドレミへ飛び込んだ。
ライオン、そろそろきぐるみを洗った方がいい。
30分程グダグダした後、再び市場へ。
ポスターアートを再び。
これをめくる勇気はなかった。
何度も通っていたにも関わらず、今日初めて見つけた。澤野工房さん。
タワレコでフト手にとったジャズ・レーベル、小さいながらアーティストとのネットワークは手広く、Jazzを知らないヒトも、知っているヒトも唸る素晴らしいアルバムを世に送り出されていて気に入っている。
しかしこの店構え。履物屋。気づかないわけだ。
傘を求めてダイソーへ入った途端、青空が出てしまったので、再び山王の方へ。
街中を横切って天王寺方面へ歩いた。
日差しを浴びる。
もう一匹。
山王は猫の街。
@sou15jp 風俗街の猫率って結構高いですよね。なんかイメージ的にも遊女と猫って合うし。
— じゅん (@ripton1120) 2015, 1月 17
確かにそうかもしれない。というのは恐らく、高層化されていない事、木造家屋(日本家屋)が多い事、区画が自然に近いままで残っており、路地裏や細道といった存在が有る...etcを遊郭街は満たしている様な気がする。逆に考えると、純日本家屋は今後遊郭にしか残らないんじゃないか、なんて。土地の回転率を上げるためには高層化が必ず必要だし、都心部への人口一極集中化が進む事を考えると、今後10年で更にそのムーブメントは更に加速するだろう。
猫の居場所がどんどん無くなってゆくのが辛い。
こういう階段や坂道が好き。必ず登る。
登り切ると、案の定猫が居た。
カメラを用意するタイミングを失う程、猫とにらみ合いになってしまい、その姿をカメラに収める事は出来なかったけれど、足跡はしっかり残されていた。
山王から飛田を抜けて、天王寺方面へ。
HALKASを通りぬけ。
そのまま谷町筋を歩いた。
四天王寺方面へ。恐らく生まれて初めて拝観する。いや、1度は来たことが有るかもしれない。
四天王寺は聖徳太子により建立されてから1400年、直近では室戸台風に木っ端微塵にされ、その後大阪大空襲により灰され、波瀾万丈の歴史を歩んでいる。
そういえば最近、聖徳太子の存在自体が教科書に掲載されていない?というのを聞いた事があるけれど、真そうだと、この四天王寺の歴史も変わってしまうんだろうか。そもそも「いなかった」なんて事になったらまた大変だろうな。
親鸞上人。
ハルカスと五重塔。
続いてそのまま北上し、パイン本社でも見て行こうと思って、そこが谷町9丁目寄りだという事に気づいたのは夕陽丘を過ぎた頃だった。前にも後ろにも中途半端だったので、結局2駅分歩いた。かなり疲れた・・。
建物がもうパイン色。
とにかく歩きに歩いて、谷9から地下鉄で帰投した。
雨に濡れたり、相当の距離を歩いたのが疲れたのか、夕方からひどく具合が悪くなったけれど、おかゆを頂いたら深夜に無事回復した。
まずまずな1日。