国籍の取得が念願だった方にしたら”ようやく”という思いでしょうし、施行については特にコメントはしないんですが、絶対的な整合性を得る事が出来るDNA審査につく「検体のすり替えの危険性」「鑑定の正確性」のリスクと、「人の思考判断を用いた審査の妥当性」につくリスクのどちらかが大きいかを考えると、答えはすぐ出てくる様な。
実際欧米諸国ではDNA鑑定が厳密に定められているにも関わらず、この問題を空回りさせたのは、何らかの意図があっての事なんでしょうね。コストにも触れられていたけれど、DNA鑑定は血縁関係の距離で金額が変わってくるものの、おおむね20万円以内で収まる様だし、正当ではない(悪意がある)国籍取得を通してしまった事を考えた場合のリスクヘッジとしては安いんじゃないかな、と。出どころをどうするか問題ですが。
不勉強なので人権侵害云々はともかくしてしまいますが、まことに日本国籍を受けたいと思ってる当事者の方にしたら、DNA鑑定でも何でもっていう思いんじゃないんですかね。