言ってる間に6月ももう終わり。
そんな中、普段懇意にしている取引先さまにきちんとした形でお呼ばれしてしまった。
ロケーションは北新地、紳士淑女の社交場。ネコを追って何度も歩き回っているので知ってるも知ってる場所だけれど、上司に連れられて2件目スナック以外で初めて来た。
お相手は自分の大好きな営業担当さんと、その上司氏。自分より一回りほど上。
若輩という立場でここはもう割り切って右も左も分かりませんで、というところから話題のチョイスに入るんだけれど、弊社御社の立場的にはあたりさわりなく業界まわりの話、ここ最近の取り組みといったところだろう。
しかしながらその話題が3分で終わって、その上司氏とぼくは「ZAURUS」の話をしていた。
SHARPの傑作といえるPDA。自分はパチ屋のバイトをしながら給料を全部そっちにつぎ込んで、最新のテクノロジーに瞳孔を開いていたアレ。
「モデムがですね!」
「そう、モデムがこうです!」
と言いながら、2人でおしぼりを使ってZAURUS本体とモデムを形づくって合体させあうという、社会人ってこんなんでいいのかな?という程子供の様にワーワー言い合っていた。
この話題をキッカケに、バス釣りの話、自転車の話、ネコの話、京都の話からパチ屋の呼び込みの話まで、何からなにまで不思議な位一致する経験話で盛り上がった。その後お招きした自分のゲスト用フィールド、ウインドーズオンザワールドでは「貴和製作所」と「ユザワヤ」がいかに素晴らしいかという実にニッチな話題で盛り上がり、最後は「管理職の姿」という真面目な話で終わり、ここ最近会話した相手の中でもかなり充実度の高い一夜だった。
普段立場的にも、業務的にも聞き役として立っている事が多い自分にあって、こういう風にトークを引き出してくれる相手っていうのは凄い貴重な気がする。自分の非礼も沢山有った筈だけれど、それを様々な言葉の配慮で感じさせず、よく見えた部分を折に触れてコメントしてくれる様な素敵な上司の居る職場は素晴らしいんだろうな・・。